Meris Mercury7 Reverb。 

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meris Mercury7のデモ機を試す機会に恵まれて参りました。

merisはstrymonの創業者やLINE6のトップDSPデザイナーが立ち上げたブランドで、少し前まではAPI500シリーズでマイクプリなどを製作していました。blogでも、API500のマイクプリ440について書いたことがありましたので、覚えている方もいらっしゃると思います。そして、満を持してリリースされたペダルタイプのリヴァーブがこのMercury7です。

既にリリースされているAPI500規格のMercury7をペダルに落とし込んだデザインです。デジタルエフェクターながら、搭載されているアルゴリズムはプレートリヴァーブであるUltraplateと、より深いCathedoraのみとシンプルで、基本的な操作は本体のノブで簡単に行うことができます。

リヴァーブといえば、ハイカットやローカットが重要な要素ですが、本機ではHi, Lo Frequencyノブで高域と低域の周波数特性をコントロールすることができるので、難しく考えずに感覚的にサウンドを探ることができるのがとてもナイスだと思います。

特徴的なのはPITCH VECTORノブで、ReverbとPitchエフェクトを組み合わせたサウンドを得ることが可能です。PitchとReverbというと、多くの方がShimmer的なサウンドを思い浮かべると思います。Shimmerは、昔から高級機といわれるようなエフェクターには搭載されている、やたら豪華なReverbで、使いどころがよく分からない、といった声もよく聞かれるところです。

Mercury7のPitchは、ピッチシフトの加減もオクターブダウンや5度など選択可能なほか、ピッチエフェクトのミックス量がReverb自体とは別に設定できますので、欲しいサウンドの雰囲気に合わせた幅広い倍音を形作ることが可能です。それにより、いわゆるShimmerにありがちな「やりすぎ感」を押さえた音作りが簡単にできるようになっています。例えば、ペダルのChorusなどと合わせても奥行きのあるサウンドが得られたりします。

Mercury7といえば、ご存知のようにアメリカの有人宇宙飛行「マーキュリー計画」でNASAにより選ばれた7人の宇宙飛行士を指す通り、もちろん「やりすぎ感」を強調した宇宙的な響きを得ることももちろん可能です。

そういった複雑な設定を可能にしているのが本体の左側のフットスイッチ上部に配置されたALTミニスイッチで、これを押しながらノブを操作すると、それぞれのノブに割り当てられた「もう1つのパラメータ」を操作できるようになっています。この辺りもStrymonのペダルの操作感と似ているかもしれません。

珍しい仕様なのは、エクスプレッションペダルを接続するTRS端子がMIDI端子としても利用可能であり、4つのプリセットを外部から切り替えることができます。MIDI機能付きのスイッチャーと組み合わせても面白いと思います。

デジタルエフェクターも、古いサウンドを再現しました、といったものばかりで面白みが少ない中、新しいサウンドに挑戦している本機のようなエフェクターの登場は、とても嬉しいところです。

Mercury7の国内のリリースはもう少し先になると思いますが、今後も要チェックなメーカーです。

meris mercury7 reverb pedal

Musette Japan






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